2世帯がのびのび暮らせる平屋
元々2階建を想定されていたところ、下記の点を考慮し平屋にて提案しました。
・2世帯住宅への建替えであること
・近い将来、ご子息世帯との同居を想定=当分は、夫婦2人暮らし
・高齢になっていくことを考慮
・元の住まい(2階建)では、ほとんど2階に上がらなかったこと
・(木造の住まいを提案した中で)2世帯時の上下階の音の問題の解消
[構成]
・パブリックスペース(玄関・浴室)、セミパブリック(親世帯のリビング・ダイニングキッチン)、プライベート(各ベッドルーム、子世帯リビング・水回り)。これらのスペースを芝庭を囲うようコの字型に配置
=お互いに程よい距離感。
=親世帯だけでなく、子世帯の奥様(になる方)の気持ちに配慮。
[内外装]
・古道具に合わせた色調と内外の大谷石で寛げるテイストに
・畳のあるゲストルーム。地元出身「涼風花」さんの書、坪庭、壁、天井、建具に用いた京唐紙を含めた和紙とのコラボスペース
(京唐紙は建主さんの甥が営む京都の老舗企業のもの)
戸襖の開閉で廊下と一体的なスペースとしての利用も可
[外観]
・日光の山々と調和するような勾配屋根に
・木の格子、玄関のアオダモ、藍色の塗り壁、大谷石の壁柱が、帰宅時に温かく出迎えてくれるような雰囲気に
以上を踏まえながら計画したこの住まいで、2世代、3世代と賑やかに暮らすシーンが待ち遠しい限りです。