前回は矢板の歴史的な散策コースをしたので、今回は初夏にぴったりと自然を満喫するコースを歩きたいと思います。この日は、とても天気が良くて気温が30度を超えるほどでした。日光国立公園一部で、山麓一帯が「ツツジ群生地」として有名な八方ヶ原に行ってみることに。

夏でも涼しい八方ヶ原

峠道を登って行くと少しずつひんやりとして、木陰に入ると涼しく、まさに天然のエアコン効果です。八方ヶ原といえば、高校のとき、バイクでコーナリング時に膝を擦っている写真を投稿する雑誌があって、それに投稿する写真をここで撮影してくれと頼まれたことがあるのですが、私はバイクに乗るのが上手くないので断っていました。

今は、バイクに乗るのは上手くないですが、下手なりに楽しむことができるようになりました。安全運転で「やまの駅たかはら」に到着です。

平日ですが、山登りを楽しむ人がけっこう来ていました。

峠ステッカーをゲット!

中に入ると気になるパンフレットがあります。JAPAN峠PROJECT発行のステッカー。なんか、走り屋の香りがしますが、調べてみると、15都道府県の48箇所で販売されているようです。

売り上げは、峠でのイベントやクリーン活動に使用したり、台風の被害が大きかった千葉県の鋸山販売店に義援金を渡したりと、ちゃんとした活動をしているようです。私も協力しようとステッカーを2種類購入しましたが、愛車に貼ると、どうしても走り屋っぽくなってしまうので、自宅でペナントみたいにコレクションすることにします。

「おしらじの滝」は流れていない?

周辺の地図を見てみると、近くに「おしらじの滝」というのがあります。ステッカーを買った際に聞いてみると、やまの駅から3分くらいのところに駐車場があり、そこから徒歩10分くらいで行ける場所だそうです。しかし、店員さんから衝撃の告白が。「滝は流れていないですよ」。 なんですと!

大雨や台風の後でないと滝は現れないらしいので注意が必要です。まあ、せっかくなので行ってみることにします。店員さんの言う通り3分で駐車場に着きましたが、そこからの移動は足場があまり良くないです。とくに、滝を見たくて雨の後に行く方は気をつけてください。駐車場からすぐ行けると思っても靴は歩きやすいものが良いかと思います。

10分ほど歩くと滝と言うか、滝つぼが現れました! おおー、これは素晴らしい! 滝が流れてなくても心配無用でした。滝つぼの綺麗な青が目にも涼しげで、なんとも清々しい。これは良いスポットを見つけたぞ! と思ったのですが。

このおしらじの滝、メディアに取り上げられることも多く、けっこうな知名度があるみたいですね。後日、前回の記事で紹介したミッキーコーヒースタンドのミッキーさんに、おしらじの滝のもう一つの楽しみ方を教えていただきました。なんと、滝が流れていなくても見られるものがあるんです。それは…。

滝つぼに魔女の瞳?

魔女の瞳? なにそれ、怖い! と思ったのですが、調べてみるとたしかに滝つぼが魔女の瞳というか顔に見えます。しかし、魔女の瞳に見えることを知っていて写真を撮るのと、意識しないで撮影するのでは…。撮影後、画像を確認してみると。見える。見えるぞ!

おわかりいただけるだろうか?二つの瞳と鼻筋がくっきりと。滝が流れていない方が見えやすいと言うことなので滝が流れていても、いなくても楽しめる一推しスポットですね。

ドライブイン太陽で唐揚げ定食を食べる

国道4号線を宇都宮方面に向かい矢板ICを過ぎてすぐ。国道沿いに大きな看板があります。ドライブイン太陽です。ドライブインというのは昭和のモータリゼーションを象徴するようなものでしたが、時代の流れとともにファーストフード店やコンビニに変わってしまい、今ではそんなに見かけることがありません。

今回、お邪魔したドライブイン太陽は、私が物心ついた時からこの場所で営業していました。調べてみると昭和43年から営業しています。いつの間にかリニューアルしていたので、いつか行ってみたいと思っていました。店の前のノボリには「唐揚げが半端ない」と書いてあります。

いろいろ迷ったのですが、ノボリに書かれていた唐揚げをいただきます。唐揚げのボリュームもすごいのですが、ご飯は普通盛りでもインパクトのある量です。おまけに、おかわり無料。かんじんの唐揚げの方はというと、カリカリ衣を一口頬張ると香ばしい香り、とても柔らかくてジューシーなお肉。これはご飯が進みます。テイクアウトもできるようなので、家でもこの味が楽しめますよ。

ちなみに、矢板市はりんごの産地でもあります。が、りんごの採れる時期ではないので、「あっぷるカレー」を購入しました。後日、このレトルトカレーを食べてみると、りんご感のあるフルーティーなカレーでおいしかったです。

「あっぷるカレー」って、定番というか、バーモント的な感じがしますよね。原材料を確認すると、蜂蜜もしっかり入っていました。りんごと蜂蜜って安定の組み合わせですね!機会があったらぜひ食べてみてください。

矢板は歴史的な名所あり、美味しいものあり、自然の美しい場所あり、見どころの多い場所だと思います。ぜひ、散策してみてください。


■ 千本 義信

1975年、栃木県大田原市で生まれる。中学生の時に親にカメラを買ってもらい、うまく撮れないことが悔しくて写真を撮り続ける。次第にカメラと写真の魅力に取り憑かれる。高校生になって憧れの写真部に入る。大会などにも参加して部長の地位を獲得。この頃には運動も勉強もできない私が進む道はカメラマンしかないと思い込む。高校を卒業し上京、東京ビジュアルアーツ写真学科へ。2年後、ギリギリの成績で卒業。その後、栃木県に帰り、印刷会社や写真スタジオのカメラマンを経て、2012年にフリーランスに。雑誌、企業広告、建築物、料理、商品撮影など、たくさんの人に支えていただき、今日もどこかで撮影中。