とちぎの住まいづくり

[ 下野市国分寺 ]vol.9

まちづくり会社一般社団法人シモツケクリエイティブ デザイナー 髙橋ひろみさん

平成18年に南河内町・石橋町・国分寺町が合併し、誕生した下野市。交通の便がよく、便利で住みやすい街として県内でも人気のベッドタウンです。また、豊かな自然と、多くの史跡が残る歴史と文化の街としても知られています。今回は、この下野市に惹かれ、移住を決意したという「まちづくり会社一般社団法人シモツケクリエイティブ」デザイナー・髙橋ひろみさんに、この街の魅力についてお話しを伺いました。(2020.02月)

心地よく暮らせる街を探して

宇都宮市で生まれ育った私は、結婚後もしばらくは夫と宇都宮市内で暮らしていました。地元の出版社を退社後、フリーランスとして地域情報サイトを運営。Web制作を主に、少しずつ仕事の幅を広げながら、自分たちが心地よく暮らせる街を探し続け、この下野市に辿り着きました。

下野市の新生活はアパート暮らしからスタート。でもこの街で暮らすうちに、一生の住処にしたいと思うようになり、念願だったマイホームを建てることを決意。県外出身の夫と宇都宮市出身の私が、これからの人生をこの街で送ることを決めたその理由は、住みやすさ。それこそが、下野市の魅力そのものなんです。

天平の丘公園内にあるシェアスペース「夜明け前」は、さまざまなイベントが行われ、交流の場となっている
「夜明け前」の隣にあるシモツケクリエイティブが運営するカフェ「10 picnic tables」。髙橋さんの事務所はここにある

たくさんの魅力にあふれた下野市

下野市の魅力のひとつは、交通の便がよいこと。コンパクトな街に、石橋・自治医大・小金井とJRの駅が3つもあり、宇都宮市や小山市、栃木市はもちろん、都内へのアクセスもよく移動に不便を感じることがありません。自転車があれば日常生活を過ごすのに十分と言う人も。

また、医療機関や育児支援が充実していることも大きなポイントです。県内有数の大学病院をはじめ、多くの病院、診療所があり、人口1人あたりの医師数はなんと全国第1位(全国809市区サステナブル都市調査・平成23年日本経済新聞社)。子育て面では、児童館が5か所、子育て支援センターが3か所もあり、市民が憩える公園も多く充実しています。また、下野市が独自で発行している「ママパパリフレッシュ利用券」という一時預かりの保育サービス券もあり、子育て世帯には嬉しい支援です。誕生から老後の暮らしまでを支えてくれる万全な福祉体制は、生活基盤の土台となります。

私も子どもが生まれたばかりのころは、支援センターや児童館によく出かけていました。孤独になりがちな乳幼児の育児期に相談ができたり、同じような環境の人たちと交流がもて、子どもと楽しい時間を過ごせる場があるということに、とても助けられました。おすすめの公園や育児サークルの情報など、ママ友のコミュニティが自然と生まれる場は、育児のしやすさを実感させてくれるものです。

そしてなにより、私が最も好きなこの街の魅力は、住んでいる人たちの人柄。ベッドタウンであるこの街は、市外、県外からの移住者も多いのですが、地元のみなさんはとてもあたたかく迎え入れてくれます。新しいことにも寛容という雰囲気があり、この街でなら何かチャレンジできるんじゃないかと。デザイナーとして、また、2人の子をもつ母としての経験を活かして思いついた企画が、下野市を中心に県南エリアで配布している、育児世代向けのフリーマガジン「Mamamag in Tochigi」でした。

髙橋さんが制作全般を行うフリーマガジン「 Mamamag in Tochigi」

自分が主役になれる街

「Mamamag in Tochigi」では、誰もが育児中に感じる悩みや不安を解消して、この街での育児を、より便利に楽しくするための情報を毎号、取材し掲載しています。昨年秋には、この冊子を通じて、この街で出会ったたくさんの仲間たちと一緒に「マママグマルシェ」というイベントも開催することができました。こういった活動を受け入れてくれる環境があり、応援してくれる人がいるということは、とても嬉しいこと。私もこの街の一員であると実感できる経験でした。この街でずっと暮らしている人も、移り住んできた新しい人も、一人一人が主役となって、この街を盛り上げていけたらうれしいですね。

人も街も行政も“受け入れてくれる体制”の整ったこの街は、便利で子どもからお年寄りまで安心して暮らせる居心地のいい街。結局のところ下野市は、暮らしやすさが一番の魅力なんです。今では日々の暮らしにちょうどいい「私の自慢の街」になりました。

「下野市は、暮らしやすさが一番の魅力なんです」と語る髙橋さん

vol.9
下野市国分寺
髙橋 ひろみ さん
宇都宮市出身。2008年に下野市に移住。「まちづくり会社一般社団法人シモツケクリエイティブ」のサポートスタッフ兼デザイナーとして、育児中の母親向けフリーマガジン「Mamamag in Tochigi」を創刊。下野市での暮らしをより楽しめる活動を展開している。