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建物データ
●施主様: 宇都宮市 伊藤昌毅さん ●家族構成: 伊藤昌毅さん・千鶴香さん・お子さん(中3、中2、小6) ●建物面積: 26.72坪 ●敷地面積: 75.00坪 ●設計・施工: Life House 詳細・資料請求 設計コンペで建てた家です

中古住宅をフルリノベーショして自分たちの好きな空間で暮らす

12年前に購入した中古住宅は5年前、フルリノベーションでカフェ風のおしゃれな住まいに

築34年の中古物件がカフェ風の住まいに変身

宇都宮市郊外の住宅地に伊藤邸はありました。まるでカフェのような佇まいに「お店ですか?」と尋ねられることもしばしばと伊藤さん。玄関のまわりに並ぶ雑貨が、訪れる人を気持ちよく迎えてくれます。 

かわいいカフェ風のお住まいですが、12年前に築34年の中古物件を購入し、5年前にフルリノベーションしたとのこと。以前の写真を見ると驚きます。家の形や大きさは面影がありますが、まったく別の建物!

12年前、最初に中古物件を見たときの印象を昌毅さんは聞くと、「古いなー、とりあえず少しリフォームをして住んで、数年で建て替えようかなって思いました」。伊藤さん夫妻は、近くに実家があったこと、環境がよかったことから購入を決意しました。

屋根、壁、間取り、床も全部改修し、断熱性能、耐震性能もアップ!

伊藤さんのお住まいは、約27坪とコンパクトな平屋ですが、現在は必要で十分な部屋が確保され、動線も機能性もばっちりです。「フルリノベーションするときに大変だったのは、構造上、主要な梁や柱は残し、間取りやデザインをすべて変えたところです」

壁や建具によって細かく仕切られていた間取りは、家族5人が集うLDKを中心に、クローゼット付きの夫妻の寝室、子どもたちの個室(3つも!)を配した新たな住まいになりました。大きな納戸も設け、水まわりの動線もスムーズになりました。 

断熱性能も、耐震性能も現代の基準まで向上させました。床下、壁、天井すべてに断熱材を入れ、耐震性能を上げるため壁構造にし、金具で補強をしたといいます。サッシも気密・断熱性の高いLow-Eガラスにすべて入れ替えました。屋根もセメント瓦からガリバリウム鋼板に替えました。それにより冬はあたたかく、夏は涼しい住環境がかないました。

水まわりはステンレスに。デザインだけでなく機能性も重視

信頼できる建築会社との出会いが決め手に

「タッグを組んだ建築会社がよかったんです。できること、できないことを話しあいながら改修しました」伊藤さんたちは仮住まいをせずに、改修の工程に合わせて家の中を移動しながらリノベーションをかなえました。

その間、4ヶ月。それは考えるだけでハードルの高いリノベーションだったと思いますが、「毎日、進んでいく工程が見えるのでよかったですよ。ここはこうしたいと話し合いもできました」と昌毅さん。「大工さんが“お帰り”って毎日言ってくれて、楽しかったです」と千鶴香さん。建築会社が伊藤さん家族に寄り添い、互いに協力しながら家づくりをしたことが伝わってきました。

トイレは2つ。右が男性用、左が女性用で、デザインにもこだわった

世界にひとつのオーダー家具

建築会社と伊藤さん家族の力が結集し、完成した伊藤邸ですが、それを象徴するかのような家具があります。キッチンにある食器棚。じつは千鶴香さんは古い道具や家具をいかすのが得意で、捨てられていく古い物たちを輝かせる名人です。

「おばあちゃんが大切にしていた茶箪笥の一部を使いました。ガラスはもともとの家の玄関にあったガラスや古道具屋さんで購入したものです。波状のガラスって今はあまりないですよね。使いみちがなかったのですが、主人がじゃあ、ここに使おうかと」

昌毅さんが食器棚に入れる材料の寸法を正確に測り、図面を作成し、建築会社に製作を依頼しました。建築会社がつくったフレームに、千鶴香さんの愛着のあるパーツ(引き出し、ガラス等)をはめていき、食器棚が完成しました。

「主人のお母さんが小学生のときに使っていた学習机も食器棚の一部に使わせていただいています。使ってくれてありがとう、とお母さんに言われてうれしかったです」と千鶴香さん。世界にひとつしかない、伊藤さん夫妻の想いがこもった家具ができあがりました。

古い物たちに新しい命を吹き込む

「けっしてお金はかけていないんです。おばあちゃんの家にあった、ちゃぶ台やたらいを持ってきたり、人が不要だという物をいただいたり。なんとか使えないかと考えるのが楽しいんですよ」という千鶴香さん。聞けば、キッチンの黒板、リビングのテーブル、キャビネットなどもいただきものというから驚きです。古くなって捨てられていく物たちを磨いたり、リペアしたり、新たな使いみちを探した結果が今のお住まいなのです。

家具はほとんど人から譲り受けたもの。千鶴香さんの手にかかると不用品も特別な家具に変わる

外構もできる限り自分たちの手で

外構も伊藤さん家族が外構会社と一緒につくったというから驚きです。「図面は私が書いて、地面の整地や砂利を入れてもらう作業は、プロに依頼をしました。地面のブロックは自分たちで並べましたが、数百個あるのでかなりの重労働でした。とくに駐車場は段差ができてはいけないので、きちんと高さや傾斜を測りました」と昌毅さん。

また、おしゃれな外観も昌毅さんがデザインしました。「外観が一番苦労したんです。最初はルーバーか何かで古い家を隠そうと思っていたんです。見せないように(笑)。何回も図面を書きました。狙いとしてはイギリスのハーフティンバー風にしたいと思っていました。本当は木製サッシにしたかったのですが、予算的にむずかしかったので、サッシのまわりに木枠をつけました」

伊藤邸は古い昭和の香りがする外観からカフェ風の外観に様変わりしました。その後、ウッドデッキもつくりました。これで、完成かと思いきや、「シンプルな白のカーポートを設置する予定です。カーポートにバラをからませたいなと考えています。植える位置をよく吟味してからやろうと思っています」とのこと。もうすでに、大きな植木鉢も用意され、イングリッシュガーデンの準備も整ってきているようす。

家もインテリアも、時間と手間をかけながら家族と一緒に育っていく。伊藤家の住まいづくりはそのまま暮らしの一部になっています。 

外構もできるところはできる限り自分たちで! 玄関まわりも楽しさにあふれている
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