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どうする?一時しか使わない「季節もの」の収納

  家事のコツ

梅雨が明け、からっとした夏がやってくるのが待ち遠しく感じる今日この頃。みなさんはもう「夏の準備」していますか?今回は、1年のうち、限られた期間しか使わないものの収納についてご紹介します。

かさばる季節ものは、購入時の採寸が肝!

家庭内にある「季節もの」と呼ばれるものを、以下の4つに大きく分けて考えてみます。

  1. 扇風機・ファンヒーター等の季節家電
  2. 雛人形・五月人形・クリスマスツリー等の大きなサイズの季節飾り
  3. 誕生日グッズ・ハロウィングッズ等の細々した季節のディスプレイ品
  4. プールグッズ・浴衣・スキーウェアなど、季節のレジャー品

このうち、①②で大切なのは、収納場所に合わせたサイズのものを買うこと。もしくは、家を建てるタイミングであれば、お持ちのものが入る収納場所を計画することです。

これは半分笑い話なのですが、私は家を建てたらほしいと思っていた身長ほどの高さのクリスマスツリーを探していたとき、収納時の大きさを重要視してメジャーを持ち歩いていました。収納したい場所には、最大これくらいの大きさのものまで収納可、というサイズをメモしておき、候補のツリーに出会うと、収納時のダンボール箱の大きさを測らせてもらうのです。そして「これなら収納できる!」というものを購入しました。

わが家の「季節もの」用の半間の収納。雛人形の大きなダンボールの横にぴったり納まっている縦長のダンボールがクリスマスツリー

収納場所のことを考慮せずひな人形や五月人形を購入し、仕方なく複数の収納場所に分けて収納している方や、収納内に納まらずにお困りの方も見てきました。大きな季節ものに関しては、購入前にどこにしまうのかを考え、そこに納まる大きさかどうかをくれぐれもご確認くださいね!

細々したディスプレイ品は置く場所を一か所に決めて

クリスマスやハロウィンのディスプレイ品や仮装用の衣装なども、ひとつひとつはそんなに大きくなくても、数が増えるとかさばるものです。これらのものは、それぞれのイベントごとに一か所に集めて、「ここに納まる量だけ持つ」と決めておかないと、無限に増えてしまいます。

こちらのお客様のお宅では、納戸の中のいろいろな場所に散らばっていたクリスマス関係のものを枕棚の一か所に集めて、「クリスマス関連」とラベリングをしました。「クリスマス関連のものはざっくりこのあたりに収納する」と意識するだけでも、迷子になりません。

写真右手にクリスマス関連のディスプレイ品を集合。全体を見渡しやすい棚がある場合は、すべてをひとつのカゴに入れなくても、「このあたりにある」でOK!

こちらのお宅のような、取り出しやすい棚がない場合は、蓋つきの箱に「クリスマス関連」とラベリングして、他のものと重ねて収納していくのがよいでしょう。使用頻度が低いものは、多少取り出しにくい場所でもいいので、「ここにある」ということがわかる収納をおすすめしています。

夏にしか使わないプールグッズはパッキングが便利!

夏が近づいて、家族でプールに行こうと思ったらゴーグルがない!浮き輪はどこだっけ?探し回った経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

知り合いがSNSに投稿されていて、いいなと思った事例をご紹介します。収納ケースにママとお子さんたちの水着・ゴーグル・帽子・水着用おむつ・履き替えおむつ・ビニール袋をひとまとめに。階段下の一角にタオルとバッグをセットにして置いているのだそう。

プールに必要な一式をパッキングして、階段下に、タオルと一緒にセット

これなら、プールに行こう!となったときに、このセットをぱっと持っていけるのでとてもスムーズですね。「パパは更衣室が別だから、パッキングせずに、タオルと一緒に置いている」と、ちょっとした手間のことも考えられていました。ちなみに、このバッグは、ダイソーで「トラベル収納ケースセット」として6個入り500円(税別)で売られていたそうです。

旅行時のスーツケース内整理に便利なトラベルバッグは、旅行以外でも細々したもののグルーピングに便利

お子様がまだ小さく、家族みんなで行動するうちは、このような「パッキング」はとても効率的ですね。使い勝手のいい位置に季節ものの定位置を決め、しばらく水着を使わないシーズンになったら、次のシーズンに頻繁に使うものと場所を交換するのも良さそうです。

使う時期のみ定位置を決めても

子どもが成長し、家族がバラバラで行動するようになると、プールグッズも個別管理が便利です。娘が中学生になったわが家は、究極のざっくり収納。娘のプールグッズは、学校のモノもプライベート用もすべてまとめて娘のプールバックに突っ込まれ、子ども部屋のクローゼットに。今年はコロナの影響で学校で水泳の授業がないので、未だにこのままですが、学校で水泳の授業がある場合は、ここから学校に持っていくもののみ取り出し、使い勝手のよい洗面室に定位置をつくることになっています。

わが家では、子どものプールグッズは、使わない時期は各自の部屋でまとめて保管。使う時期には使い勝手のよい場所に頻繁に使うもののみ移動

季節ものの管理は「グルーピング」が最重要。「一緒に使うものは一緒に収納」をベースに、しまうように心がけてみてはいかがでしょうか。


片付け相談所かげいろ 石原 智子

整理収納アドバイザー1級。インテリアコーディネーター。「おうちを心地よい空間に」を活動の軸として、個人宅での整理収納レクチャー、新築時の収納計画などの依頼を受けている。
◎片付け相談所かげいろ: https://kageiro.com
◎栃木県の有志の整理収納アドバイザーの集まり「トチカタ」: http://tochikata.info/

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