冷蔵庫の中のルール、ありますか?

暑くなり、食べ物の衛生的な管理も気になる季節になってきましたね。ステイホーム期間の名残で、ついつい必要以上に食料品を買ってしまい、賞味期限を過ぎてしまった! なんてことはないでしょうか? それは、冷蔵庫の中のルールが決まっていなからかもしれません。今回は、ざっくり収納のわが家の冷蔵庫のリアルをご紹介しようと思います。

4人暮らしのわが家では、その日に食べるものを調理し、作り置きをすることはほとんどありません。普段から買い物は3日に1度ほど。わが家の冷蔵庫はとくに目立った工夫もない、ごくごく普通の中身ですが、今回、改めて日頃心がけていることを思い起こしてみました。

  • ● 買いすぎない
  • ● おおよそ、決まった場所に決まったものを置くようにしている
  • ● なるべく前後置きをせず、開けたらすべての食品が見えるようにする

あたりでしょうか。

場所を「ざっくり」決める

冷蔵庫は家族共有で使う場所。どこに何があるか、把握できていないと、あちこち探さなければならない、なんてことになりますよね。作り置きをしないわが家の冷蔵庫のルールは実にシンプルです。

赤く囲った場所は、いつも決まったものが置かれている場所です。バターやジャムの「パンのお供」、いかなごのくぎ煮やごま昆布などの「ご飯のお供」は、細々したものが多く、奥のものが見えづらくなってしまうので、トレイにまとめています。こうすることで、引き出しのように使え、奥のものもさっと取り出せます。

青で囲った部分は、量は変動しますが、大体いつもこの辺に置く、と決まっているものです。子どもが自分で取り出すものは低い位置に、を優先して場所を決めています。

ドアポケットもざっくりですが、場所が決まっています。私は、全体を見渡せるなら、ガチガチに決める必要はないと思っています。でも、この場所が決まっていないと、ほんの少しの時間ですが「どこだっけ?」と探す時間が生まれてしまい、積み重なるとプチストレスになってしまうことでしょう。家族で置き場の認識を共有するのが難しければ、ラベリングをしてもよいですね。

定期的に見直しを

えらそうなことを書きましたが、わが家の冷蔵庫もよく乱れる場所があります。それは右上のポケット「細々としたもの」を入れている場所です。恥を忍んで写真を載せますが、今回コラムを書こうと冷蔵庫を開けたときはこのような状態でした。

(左)整理前の状態。(右)取り出してみると、細々したものがたくさんありました。

取り出してみると、お好み焼きに使うものや、様々な種類の添付のソースや薬味など…。中には賞味期限切れのものもあり、処分しました。この添付のソース等の残りは、結局使わずじまいのことも多いので、都度処分してもよいですね(わが家は、夫が得意顔で“残り物のソースで料理”をするのでとってありますが、定期的な見直しが必要です)。

重曹スプレーでこまめに拭く

そして、今回このポケットを外してみると、高い位置にあるので見づらいこともあり、青のりがこぼれるなどして、かなり汚れていました。

(左)冷蔵庫の多くの部分は取り外せる。(右)重曹スプレーは冷蔵庫やキッチンにも安心して使える。

丸洗いできるポケットは食器用洗剤で洗い、しっかり乾燥させます。外せない部分は重曹スプレーや除菌シートで拭くのがよいでしょう。ついついさぼり気味ですが(笑)、この冷蔵庫の掃除も、定期的に行ったほうがよいですね。とくに野菜室は、野菜くずで汚れやすいです。私にとって野菜室の引き出しの丸洗いはなかなかハードルが高いですので、気が付いたら中身を出し、くずを取り、重曹スプレーで拭く、だけでもやるように心がけています。

とにかく買いすぎない!

冷凍室で気を付けていることと言えば、とにかく買いすぎないこと。「肉はまとめて購入して冷凍!」という節約術も見かけますが、私には合いませんでした。「いつでも使える」という安心感から、存在を忘れてしまい、化石のようになった肉を発見したという経験が過去にあったからです。

基本的には、冷凍できる肉や魚も使う日をイメージできるものだけ購入。あれこれ工夫をするよりも、必要な量だけ買う、が、食品に限らず、モノ全般で何よりも節約になることだと思っています。

「ぱっと見てわかる」収納を

もうひとつ、私が冷蔵庫の整理で大切にしているのは「わかりやすさ」です。わが家で残り物などを保存する保存容器は、おしゃれなホウロウのものではなく、中身が見えるプラスティック製のものです。種類を限定しているので、冷蔵庫の中でも重ねられるし、使っていないときにも収納場所を取りません。

保存容器の置き場は、キッチン本体、シンク下の引き出し。形状を統一することで、重ねられて場所を取らないし、フタも迷子にならない。

私は、整理収納は「映える」ことよりも「使いやすい」「わかりやすい」ことの方を優先したいタイプ。冷蔵庫の中は消費期限のある食品を収納するのですからなおのこと。見た目に美しいことよりも、「わかりやすい」を意識した整理収納、やってみませんか? 掃除と同時に進めれば、夏をさっぱりした気分で迎えられることと思います。


片付け相談所かげいろ 石原智子

整理収納アドバイザー1級。インテリアコーディネーター。「おうちを心地よい空間に」を活動の軸として、個人宅での整理収納レクチャー、新築時の収納計画などの依頼を受けている。
◎片付け相談所かげいろのHP
https://kageiro.com
◎栃木県の有志の整理収納アドバイザーの集まり「トチカタ」HP
http://tochikata.info/